変形性膝関節症について
変形性膝関節症は歩いたり立ったりするときに痛みを感じるものです。
症状が重くなってしまうと歩行困難で歩けなくなる場合もあるため、注意が必要です。
発症するのは高齢者の方が多く、男女比でいうと1:4で女性の方に多くみられる疾患です。
高齢者になるほど罹患率は高くなり、主な症状は膝の痛みと水がたまることです。
初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、正座や階段の昇降が困難となり、末期になると安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。
変形性膝関節症の原因
主な原因は関節軟骨の老化で、徐々に膝軟骨が擦り減ることや、通常では上下で直接触れることのない骨同士が擦り減ることによって骨が傷つき、上下の骨同士がぶつかってしまうことにあります。
膝の骨がぶつかり合うことにより痛みが出てきますが、このことを一次性変形性膝関節と言います。一次性は、主に高齢者の方が加齢や筋力の低下が原因でなりやすいです。
もう1つは二次性変形性膝関節というのがあります。二次性変形性膝関節はケガや骨折が原因でなる症状です。膝軟骨のすり減りが主な原因ですが、症状が出ないように予防することは非常に難しいです。
再生することはなく擦り減っていくだけなので、高齢者ほど発症しやすいです。擦り減りやケガ以外では、肥満で体重が重い人がかかりやすい傾向にあります。
その他の原因
その他にも、元々の遺伝子によりなりやすい体質の方がいます。化膿性関節炎になってしまい、後遺症で変形性膝関節を発症する場合もあります。
膝が痛くて歩きにくい、立ちにくいと感じたら変形性膝関節症の可能性があります。
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